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“全自動開閉式”田門の実証実験

収量増加につながる!

 

静岡県農林事務所さんご指導のもと、御殿場市の地元農家さんとのご協力により、全自動開閉式の田門を設置して行なわれた実証実験の経緯・結果をご紹介致します。

 

背景と目的

  • 既存の水門は、開閉の作業負担が大きく、危険性も高い。

    既存の水門 既存の水門
  • 試験地域の用水は温度が低く、生育遅延の要因となる。

    生育遅延の水田 生育遅延の水田
  • 「ごてんばこしひかり」の安定的な増収技術を普及したい。

上記の課題をクリアする為に、水門に全自動開閉式の田門を設置し、用水と水田の両方に温度測定機も設置し、水温の変化や稲の発育を調査しました。
(特に生育初期に影響のある夜中の水管理(水温管理)によって、稲の発育や米収量にどれほどの差が出るのか。)

 

実施方法

写真の通り水門に田門と温度測定機、水田にも温度測定機を設置。

田門と用水温度測定幾
田門と用水温度測定幾

水田の温度測定幾
水田の温度測定幾

水門の開閉を制御するタイマー
水門の開閉を制御するタイマー

水深を感知し、水門を閉めるフロートセンサー
水深を感知し、水門を閉めるフロートセンサー

 

用水と水田の温度グラフ

 

用水と水田の温度を調べたところ、グラフで解るように用水温度と水田温度が逆転する時間帯を確認出来ました。その時間内に給水を行なえば稲の発育に負担が掛かりませんので、田門のタイマーを午前0時に開門(入水開始)、午前6時に閉門(止水)と設定しました。
また、比較対象として日中に行なう従来通りの手動による水門開閉の水田も用意し、調査を開始しました。

 

◇栽培概要

  • 播種日:4月3日(は種量:催芽籾170 g/箱)
  • 代かき:4月26日
  • 移植日:5月1日(栽植密度 18.5株/u)
  • 施肥法:ファイト一発2000早生(N:P:K=20:10:10):30 kg/10 a

水管理

 自動(田門設置)区:午前0時〜午前6時まで注水。その間に水が一定量になれば止水。

 手動(従来方法)区:午前5時30分頃〜午前10時頃まで注水。

 

生育調査経過  〜初期〜

生育調査経過 〜初期〜

自動水管理システム導入ほ場では
生育初期の分げつが慣行と比較して増加していた。

 

生育調査経過  〜成熟期〜

生育調査経過 〜成熟期〜

自動水管理システム導入ほ場では有効茎歩合が
慣行と比較して高くなっていた。

 

生育調査結果  〜収量調査〜

生育調査結果 〜収量調査〜

自動水管理システム導入ほ場では収量が
慣行と比較して約100s増加していた。

 

まとめ

水田の自動水管理システム「全自動開閉式田門」を設置した事により、稲の発育に“より適した”水管理が可能に、特に真夜中の水管理が可能となった事もあり、以下の効果が得られました。


穂揃いの向上、大幅増の収穫量

 

また、水田の水管理や水門の開閉作業などの「労力軽減・危険度軽減も得られた」とのお声も頂きました。